嚥下食取り組みレポート

嚥下食の最新トピックスや嚥下食作りにおける課題解決のための試みなど、他ではなかなか聞けない取り組み事例をご紹介します!
より良い嚥下食をより簡便に作るヒントを見つけてください!

とろみ自動調理サーバーで作った美味しいとろみ茶で水分摂取量がUP! 藤寿苑(東京都八王子市)

当施設では、水分補給のために1日4回とろみ茶を提供しています。その都度、各フロアでお茶を作り、1杯ずつとろみをつけていましたが、人によってとろみの仕上がりにバラつきがあったので、1ℓの計量カップを使ってまとめて作るようにしていました。とろみを必要とする方が増えたこともあり、1回の水分補給で4・5回、作っては洗ってを繰り返し、30分以上かけてとろみをつけていました。スタッフからは「腱鞘炎になりそう!」なんて声も。

そんな時、とろみ自動調理サーバーを知って、まずは1フロアにデモ機を設置してみることに。試してみたら「こりゃ楽だ!」「使いたい!」という声が多かったので、導入に踏み切りました。

とろみ自動調理サーバーの導入により、とろみ付け作業が簡略化できたのはもちろんのこと、ご利用者がとろみ茶をよく飲んでくれるようになりました。
お茶の香りがたってとても美味しく、とろみ材をソフティアシリーズに変更し、適正な粘度のとろみになったことで飲みやすくなったためです。
実は、とろみ自動調理サーバーを導入する前に、提供しているとろみの粘度を測定してもらったところ、基準の1.5~2倍の粘度でした。ぼたっと落ちるようなかなり強いとろみをつけていたので、とろみ自動調理サーバーで作ったとろみを最初に見たとき、こんなに緩くて大丈夫?と思いました。しかし、実際に飲み比べてみると、べたつかず、とろみが強すぎないためお茶の味や香りがしっかり感じられ、今までとろみをつけすぎていたのだと納得しました。
ご利用者も、とろみが強すぎて飲みにくく、飲むだけで疲れてしまっていたのでしょう。

とろみ自動調理サーバーの導入後は、暑い夏場でも水分補給の心配がなくなりました。

作業者や飲み物の種類による粘度のバラつき、とろみ付けの失敗にはずっと頭を悩ませていたので、いつ誰が作っても、安定したとろみがつけられるのはすごくいいですね。

【NUTRI関連ページ】

公式SNS

スマホ片手に「嚥下」の
最新情報をサクッとチェック

嚥下のメカニズムや嚥下食の作り方などを
わかりやすく解説

  • youtube

    公式Youtube
    チャンネル

セミナーや新製品など最新情報をお届け

  • instagram

    公式Instagram
    嚥下news

  • facebook

    公式facebook
    嚥下news