嚥下調整食が必要な方は、食事に時間がかかる、食事を摂ることに疲れてしまうなどの理由から食べられる量が減っています。
その対応策として当施設では、食事量を半量の"ハーフ食"にして、栄養補助食品を毎食付加していました。
しかし、嚥下調整食は、だし汁を加えてミキサーでなめらかにするため常食よりも嵩(かさ)が増えてしまっていて、ハーフ食といっても、ボリュームが常食とほとんど変わらず、栄養補助食品の分だけ量が増えてしまっていました。そのため、介護職員は栄養補助食品から優先して食事介助しており、食事自体を食べきれない方が増え、本末転倒だなと。
それに加えて、栄養補助食品のコストが上がったことにより、委託給食会社から栄養補助食品の使い方を再検討したいとの申し出もありました。
そこで、以前から紹介いただいていたニュートリーコンク2.5を導入することに。
ニュートリーコンク2.5を選んだ理由は、粉じゃないから。練乳っぽい性状のため、食材に混ぜても調理しやすいと思いました。
ニュートリーコンク2.5は、嚥下調整食の主菜と味噌汁に各15g、1日3食で90g使用しています。おかずにも味噌汁にもよく馴染んで美味しく、飽きずに食べていただけるので使いやすいですね。
嚥下調整食自体の栄養価が上がったことで、毎食つけていた栄養補助食品がおやつの1回だけとなり、食事量も栄養補助食品の使用量も減らすことができました。
トータルコストが下がったことで、委託給食会社との交渉もスムーズでしたね。
残食も減って、介助するスタッフの業務軽減にもつながったと感じています。
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