レシピに沿って同じようにお粥を炊いても仕上がりにバラつきがあり、そこから展開するお粥ミキサーゼリーも柔らかかったり固かったりと物性が不安定でした。当院ではニュークックチルシステムを採用しており、提供前に食事を再加熱しますが、患者さんが食べる時には固まっているはずのお粥ミキサーゼリーがいつもよりゆるいなんてことも...。
そんな時にそく粥シリーズを知り、そく粥つるりを使えばお粥ミキサーゼリーの物性が安定し、作業も簡略化できるのではないかと考え試してみることにしました。
当院はクックチル方式で2~3日分をまとめて作る大量調理ではありますが、そく粥つるりは調理方法や分量を調整するだけで、導入は難しくありませんでした。今ではいつ誰が作っても同じ仕上がりになり、課題であった物性のバラつきも改善されました。
その後、重湯にもそく粥(ペーストタイプ)を使用し、物性の安定化にも成功。味が濃く美味しくなり、栄養価も上がりました。
また、そく粥シリーズは、お粥の物性安定化だけでなく、急な入院による食数変動や食事形態の変更に素早く対応できる点も大きなメリットと感じています。
【重湯レシピ】
・そく粥(ペーストタイプ)8g
・水 100mL
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