嚥下食取り組みレポート

嚥下食の最新トピックスや嚥下食作りにおける課題解決のための試みなど、他ではなかなか聞けない取り組み事例をご紹介します!
より良い嚥下食をより簡便に作るヒントを見つけてください!

「少量×高栄養の栄養補助食品で、食べる方と介助するスタッフの負担を軽減!」 チェリーゴード(広島県安芸郡)

当施設では、入所されている約半数の方に嚥下食を提供しており、食事介助が必要な方が多数いらっしゃいます。
コロナ禍に職員の感染によりスタッフの人数が限られる中で、極力短時間で高栄養を摂れるものはないかと探してアップリードミニにたどりつきました。
アップリードミニの一番の決め手は、「少量」であること。
飲み込みが難しく食事に時間がかかり、量が食べられない方に活用しています。
アップリードミニは、とろみ状のためスプーンに出しても介助しやすく、口の中でばらけにくいことも利点です。
これまでは、食事介助に1人当たり約1時間かかっていましたが、アップリードミニの導入により10~15分程度に短縮され、約1/4の時間で終えられるようになりました。その結果、1人のスタッフで複数の方を介助できるようになり、入所者さんが食事のために起きている時間の短縮にもつながっています。

アップリードミニはちょっとした酸味があるので、甘い濃厚流動食が苦手な方でも飲みやすいのかなと思います。入所者さんの中には、「ご飯は食べたくないけどアップリードミニ1本だったらいいよ」と言ってくださる方もいらっしゃいます。
アップリードミニをはじめとする栄養補助食品を組み合わせることで、量が食べられない方の体重維持が出来ています。

最近は、均一にとろみがつけられない、介護職員の人員不足により、とろみをつける時間が確保できないといった課題から、アップリードミニのようなパウチ製品を採用してほしいといった要望が現場からあがっています。今後も、入所者さんの状態や現場の状況を的確に捉えて柔軟に対応していきたいです。


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